良い食品づくりの会勉強会「卵」について

今日は月例の良い食品づくりの会の東京勉強会でした(^^)。お題は「卵」!富山からセイアグリーシステムの伊勢さんという卵を作っている生産者の方が来られてお話を聞きました。先に断っておきますが、次郎長屋では今まだこのセイアグリーの卵は販売しておりません。どうしても、乾物屋というお店で果たして卵が売れるのか?商品アイテムとしてお客様からの支持を得られるのか?まだ自信がないのです、、、。

送信者 iphoneより

私は伊勢さんの卵に対するこだわりのお話は鹿児島フォーラムですでに聞いていますが、何度聞いても素晴らしいですね。
・有精卵というのは単なる商品名
・有精卵=受精卵ではない。まるで命が宿っているような卵の印象を与える間違った呼び名。
・卵のコストの65%が餌代
・受精卵だった場合は13度で管理しないと腐ってしまう。
・・カステラの文明堂さんもお客様のリクエストにより、セイアグリーの卵でカステラを焼くときがある。工場長に聞くと、12度以下で保存した卵からは美味しいカステラは焼けないとの事。
・卵の表面には産み落とした時にクチクラというタンパク質の膜があり空気は通すが細菌等々は通さない。しかし洗浄すると取れてしまう。現状の農水省の指導はサルモネラ菌が怖いので洗浄しろと言うがわざと卵を悪くしている。
・卵白が雛の骨格を作る。卵黄は栄養で母乳のようなもの。
・セイアグリーの卵は卵アレルギーの人でも食べられる。
などなど、一つ一つの事例が元に農水省で技官として鶏の育種に関わって来た人の重い言葉として説得力があります。伊勢さんの考えの根底にあるものは、「卵は鶏が子孫を残す為に生んだもの。これを勝手に人間が商品とした」「健康な鶏でなければ健康な卵が生まれる訳がない」という事です。有精卵赤玉や、平飼いの鶏が
生んだ卵がもてはやされているが、不衛生な土壌に数百羽の鶏がストレスを溜め込んで飼われていて美味しい卵、
健康な卵ができるはずがないと、、、、。
次郎長屋でもフェアの時などに合わせいつかセイアグリーさんの「健康卵」を販売してみたいと思っています。

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