一汁一菜でよいという提案

一汁一菜とはご飯を中心とした汁と菜(おかず)。
その原点を「ご飯、味噌汁、漬物」とする
食事の型です。

ご飯は日本人の主食です。汁は伝統的な日本の発酵食品の味噌を溶いた味噌汁。
その具には身近な野菜や油揚げ、豆腐などたくさん入れられます。
そして漬物。野菜の保存のために塩をして発酵しておいしくなったいつもあるおかずです。

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”一汁三菜”はよく耳にしますが料理研究家土井善晴さんは著書「一汁一菜でよいという提案」

”一汁一菜”は決して手抜きではなく素材を生かすシンプルに料理することが一番であまり手をかけない
ことがおいしさにつながる

 

と書いています。

世界遺産に認定された”和食”も実は、寿司や懐石料理ではなく普段の家庭料理まさに”一汁一菜”が認められた
のだと思います。昆布と鰹節から取った出汁(だし)はどんな調味料にも負けない旨味がありその中に
季節の野菜が入れば最高です。そこに暖かいご飯と漬物がそろえば立派な”一汁一菜”の出来上がりです。
これが家庭の味、おばあちゃんの味、おふくろの味となって和食を支えてきたのです。

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