三日目:根室にて棹前昆布の買い付けと漁師さん訪問

三日目:根室にて棹前昆布の買い付けと漁師さん訪問

さて、昨日は、10時頃に根室市内に着いて、産地問屋さんを訪問。今回買い付けた棹前昆布の品見をしました。
今年の出来はとても良いと聞いていましたが、確かに、肉厚で綺麗な昆布ですっ!!!
これなら大旦那も太鼓判を押すに違いない!静岡で新物の昆布を待っているお客さんも納得の一品ですねっ!
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その後、根室の歯舞の先、納沙布岬近くの漁師さんのお宅を訪問!とてつもなく昆布小屋が綺麗です。採った昆布を等級別に綺麗に分け
乾燥機も入れてあります。さすが、志の高い昆布漁師さんは違うなぁ〜と感心します。ともすると、「お客さんの口に直接入る昆布」という
認識が欠けている漁師さんもいるようですが、ここまでしっかりしているともう安心です。ちゃんと息子さんもいらっしゃって
お父さんと二人でこの地域では5本の指に入る水揚げがあるそうです!

漁師さんと結構突っ込んだ話をしたのですが、昆布というのは毎年「値決め」があって、同じ昆布でも、値段がちがいます。
採れる量も違うし、質も違うんだから当然なんですが、「漁師さんからすれば、お宅がどの位で買うことが出来れば商売として
成り立つんだ?」「もし教えてくれればそれで売っても良い」とか「値決めをする時には大きな問屋さんだけでなく、末端の
小さな昆布屋さんもいれたらどうか?」などと話しました。出来る事と出来ない事はもちろんありますが、
昆布を採るということと昆布をお客さんにうるという両極端の末端では、考え方に大きなずれがあることは違いありません。

さて、その後、問屋さんの倉庫に戻って、棹前昆布を根室で保存してもらい、少しずつ送ってもらう事もお願いしてきました。
北海道と静岡では湿度が全然違います。いくら次郎長屋の乾燥室で保管してもやはり、湿度が低くなったり高くなったりの繰り返しがあり
それが昆布の質を落とすのです。産地問屋さんならではのご好意に感謝です!!
夜には、一緒に根室の「俺ん家」というとても美味しい(毎年行きますっ!)炉端焼きのお店で、サンマの刺身、ホヤ酢を根室の地酒で
やっつけました(^^)
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根室には6月には棹前昆布として採った昆布は夏になるとなが昆布として採取します。
これまたとても美味しい昆布で、日高昆布と違いとても柔らかいんですね。
次郎長屋では売った事はまだありませんが、根室の貝殻産のなが昆布は今年の
北海道フェアの時には少し扱ってみようかなと思っています。

やはり、現地に行くと毎年発見があって楽しいですし、勉強になります。

5 Comments

  1. わたしもサンマの刺身3日とも食べていました

    ところで9月いつごろこられますか
    病院のスケジュール調整がありますので
    またおしえてください

  2. おはようございます。
    コメントありがとうございました。
    それにしても、仕事とはいえ、毎年羨ましいかぎりです。
    いつの日か、車にキャンプ道具とカヌーをつんで道内をめぐるのが夢です。
    東京にお出かけの際は、ぜひ、ご連絡下さいね。
    ではでは、おきをつけて。

  3. 若旦那

    まっちゃんへ!コメントどうもです。
    大阪ですが、9月13日日曜日におじゃまします。
    13日は夕方から会合がありますのでその前に
    お店にお邪魔しますね。大体15時前後かなぁ、、、。

  4. 若旦那

    TATSUさんどうもです〜。
    色々な方に「お前ホント仕事してんのか?」と言われております。特にTWITTER系の人、、、大爆笑。

    まぁその辺はご想像におまかせしますです、はい、、、。

    カヌーホントいいですよね〜。北海道には
    キャンパーが沢山いますね。

    東京出る時はまた連絡させてもらいますっ!

  5. 了解です
    大阪昆布海藻の前野さんも
    会いたいそうです
    またゆっくりおられるときでも食事会しましょう

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