高瀬乃一著:『貸本屋おせん』読了です。
江戸の町を大きな箱を背負って歩く「貸本屋」。今でいうサブスクや図書館の先駆けのような存在ですが、
本作の主人公おせんはただ本を貸し出すだけでなく、お転婆娘?おばさん?な感じのおせっかい探偵もどきなのです。
で、著者:高瀬乃一さんを調べたら、、、
この作品、実はデビュー直後から文壇でかなり注目されているんです。
- 2020年: 「をりをり よみ耽(ふけ)り」で第100回オール讀物新人賞を、選考委員の満場一致で受賞。
- 2022年: 単行本デビュー作である本作『貸本屋おせん』で、第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞。
- 2025年: さらに啓文堂書店時代小説文庫大賞を受賞し、見事「三冠」を達成。
まさに、今もっとも勢いのある時代小説作家の一人と言えますね。
去年のNHKの大河の影響もあるんでしょうけど、私はドラマを見てないのでわかりません💦
でも、貸本屋という当時の職業にスポットを当てたのはとてもおもしろい!読書好きならたまらない素材ですよねw
おせんが背負う「柳屋」の風呂敷の重みは、そのまま江戸の文化の重み。
単なる「古き良き」だけではない、厳しい世を生き抜く強さと、一筋の光のような優しさが詰まった一冊でした。
続編求む!!

