食を語る語り部は凄いゾ!

先日東京のど真ん中渋谷のヒカリエにて
私が所属しております

「良い食品づくりの会」の

良い食品博覧会

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が開催されました。田舎の静岡にいる私にとってまたとない学びの場!!

特に当日は良い食品の認定商品の販売だけでなく
生産者のみなさんによる

「食の語り部講座」

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が行われます。私の行った5月26日土曜日は3講座が予定されており
全て受講してきました(^^)。
今回は一つずつ、その講座の学びをご紹介させて頂きます。

最初はワイン講座です、まだ午前中なのに、、、(^^;;;

中央葡萄酒の柿嶋様のお話を拝聴。

まずはワインのテイストの前に、色と香り。
1)そのままで香るのは原材料のぶどうの香り
2)回して発酵の香りを楽しむ。

グラスを回すのは反時計回りで、、これは人にかけない為だそうです。
マッチを擦るのと同じですね。
(と書いておいて、、息子世代はマッチを擦った事が無い子がいるんだろうなぁ、)

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ワインは 材料のブドウで8割決まるんだそうです。でも、年によって原料良し悪しがあり
それを2割の技術で補って良いワインを作るんですね。ナルホド!!

酸化防止剤を忌み嫌う人がいますが、全くのナンセンス。
実は、古代ローマ時代から使われているもので、良い状態を保つ為の先人の知恵です。

さて、日本では最初に葡萄の栽培のため葡萄棚を作ったのは

徳本さんです。えっ?徳本、、、とくほん?  TOKUHON??

えっ!?そ〜なんです。あのトクホンの徳本さんなんです。
要は薬用として葡萄を栽培したんですね。古来から葡萄は薬として
重用されていて、ほら!!薬師如来は手に葡萄を持っていますよね(^^)

現在はほとんどが契約栽培にて葡萄を確保しているとのことでしたが、
自社の農園もあるとのことでした。
一本の木から20房くらいの収量。糖度はだいたい15〜16度で自社の垣根栽培だと20〜22度。

ブドウって手入れ(フサを綺麗にしたりお尻を切ったり)しないと巨大に成長してしまって
全く美味しくないんですね。お尻を切ったり、房を綺麗に成形して初めて良い原料になるんですね。
(これは、食用ん方が当然手間暇かかるそうです、高くて当然ですな)

 

ヨーロッパ系のブドウの原産地はジョージアやトルコだそうです。てっきり
フランスなんだと思っていました。ワイン用のぶどうは食用とは真逆で皮がしっかりと厚くて
硬い。粒の大きさは小指よりも大きいくらい、、小さいんですね。

今回は、白、赤ともに3種類のテイスティングをさせて頂きました。よくワインバーや専門店で試飲はしますが
このように完全に「学び」としてのワインのテイスティングは初めてです。
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まず、白ワインの説明。

グレイス甲州2016
産地の標高  400〜500m
何にでも合う白ワイン、冷やして。

グレイス 茅ガ岳 2017
産地の標高  700m〜
すだちをかけて 天ぷら
しっかりとした、酸味が特徴

グレイス甲州  鳥居平畠
産地の標高  550m〜
川魚や山菜の天ぷらと

標高が書いてあるのは理由がありまして、酸度が全く違いました。ちょっとビックリするほど違います。
そして酸っぱい(酸が強いワインには、やっぱりしっかりとした香辛料や味がついた天ぷらなどがオススメとのこと。
柿嶋様はおっしゃいました。ワインを作ってるものとして、原料、作り方、特徴を説明するのは当然で
皆さんには是非今回、

ワインの風味がどんな風味なのか?そして、そのワインが合う料理はどんなものか?

というご提案を説明させて頂くのでこれからの食卓に是非参考にして欲しいとのことでした。
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(このボードには数々のフレーバーの指標が書いてあります。とても解りやすかった!!)

う〜ん、素晴らしい!納得です(^^)

次は赤。

グレイス茅ガ岳 2016 赤
焼き鳥や甘めの醤油タレを使った料理にあう。
イチゴジャムの香り
マスカットベリーエーという品種の特徴

グレイスメルロ 2015 赤
うなぎ、脂の少ない赤身肉
エレガントなフルーツタルトの芳香
メルローは枯れたほうが美味しい。

周五郎のヴァン
デザートワイン
山本周五郎が好んだ。

継ぎ足し継ぎ足し作っている。
樽の中に入れっぱなし。
ブランデー添加。

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う〜ん、赤も白も美味しいなぁ。
いつもは白を好んで飲むのですが、これからは赤ももっとテイスティングしようっと!
最初の香りがこんなにも楽しめるものとは?!再認識しました。

残念ながら
次郎長屋は酒類販売の免許がありませんのでワイン、日本酒、本みりんは売れないんです、、。
まぁ、いつかはね、、(^^)

食の語り部講座、まだまだ続きます、、、、、。

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