北海道旅行記パート3
平成10年6月27日〜7月1日
 

漁師さんの小屋で

昆布を採るときに使う「棹」。これでも二番目に長い物。一番長い物は12メートル以上ある。 持ってみたが、第一に重たいし左右のバランスを取るのがとても難しい。 宮下さんは「海の中に入れると、棹の浮力、汐や波 と闘うので重く感じる(力がいる)」と言っていた。 ましてや、昆布をからめて採る時の重さと言ったら、、、、、。

ちなみに、「棹前」という名前はこの「棹」を入れる前、つまり普通の漁期7月中旬くらいよりも 前に昆布の新芽を採るところから来ている。

   

乾場

砂利をしきつめてある乾場。砂利も大きいものがほとんど。海岸から近くに ある所は、水揚げしてから、乾場まで引き上げたりして干すが、ちょっと内側に 入ったところに乾場がある場合はトラックに乗せて持っていく。

 

浜辺から昆布を乾場まで引き上げる通路

乾場の前の断崖絶壁から昆布を引き上げるため木の板を敷き詰め上から 昆布を引き上げる。その他、小さなトロッコを使う漁師さんもいる。

 

宮下さんの乾燥室

乾燥室の下から熱風が吹き込むところがあり、約60度位の熱風を送り込み 室温は大体30度位になる。梁に昆布をつるす。

昆布は水揚げしたらまず乾場に干す。いきなり乾燥室で乾燥させると生の昆布を ボイルするような感じになってしまうので絶対しない。