ええ、石が入ってればクレームなんですけどね・・・

普通そうですよね、、。

買った商品に異物である

「石」なんかが入っていたら、、、、。

でも、、聞いてください。

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今の時期、お正月に向けて次郎長屋では、昆布巻き用の昆布をご購入頂く為

扱いやすく昆布を折る作業に追われています。

この昆布は鮭や鰊を巻いて8時間程煮ても絶対にとろけない

最上級の煮昆布である

「井寒台昆布」です。

私の知る限りでは日本で一番の昆布漁師さんが採って仕上げています。

「採って仕上げる??」

自信を込めて書きますがこの言い回しを書けるのは日本の乾物屋の中でも

そういないと思います(^^)。

そう!昆布は採ってから製品として出荷される過程がとても大切なんです。

魚のように良い漁場に行って最高の魚を採って市場で競りにかけて終わり。ではないんです。

昆布は良い漁場に行って最高の昆布を採ってからの作業がとても大切なんです!!!!

昆布は水揚げした昆布を乾場(砂利を敷き詰めた場所)に家族総出で手作業で並べて天日乾燥させます。

井寒台は特徴的な事として、その砂利がとても細かいんですね。

昆布は乾燥してくると、耳の部分がクルッと丸まってきます。その丸まる時に小さな砂利が昆布の耳に

絡まって入るんですね。

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これ、石が入る訳ですから、クレームというか商品としてどうなの?

という話になりますが、、、。

私はみなさんに聞きたいです。

「じゃあ石の入った昆布なんて今まで手にした事あった?」と、、、、。

井寒台の日本一の漁師さんは「天日干し」しかしません!!

北海道の漁師さんの大半がやっている「電気乾燥」を一切しないんです。

ですから、天気が思わしくない時には

他の漁師さんが出漁しているのに、自分だけ漁をしない時もあるんです。

「最高の昆布を作る」為ですよね!

「石が入っていることは天日干しの印!」

と書くことがとても危ういことは自覚していますが

私からするとこれぞ本物の印!と声を高らかにして言いたいのです。

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私も商品の包装段階でできるだけ石を取り除く努力を惜しまず

目視にて作業をしております。

でも、100%の石を取り除くことは不可能なのです。

井寒台でも、石の異物混入が問題になり、砂利にネットを敷いて

乾燥させる事もしたそうですが、乾燥具合が極端に悪くなり

漁師さんは「そんなんでは最高の昆布は出来ない」と速攻でネットを止めたそうです。

この井寒台昆布は、そのまま生で食べることは100%ありえません。

必ず、水戻し(約40分程)してから煮る訳です。その水戻しの過程で

間違いなく石は取り除かれます。ご安心下さい。

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井寒台昆布は、目方による量り売りになるため

現在店頭でのみの取り扱いになります。

ご了承ください。またこちらの昆布を切った昆布もあります。

井寒台万能昆布として販売しております。

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あっさりした出汁が取れて且つ煮てもとろけない逸品です。

ご賞味ください。

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